2012年6月11日月曜日

新聞の日本語

2012年6月11日付の読売新聞記事

殺処分寸前、セラピー犬見習いへ…「みか」帰省

.殺処分前日に愛媛県動物愛護センター(松山市)から引き取られ、医療分野で活動するセラピードッグの訓練を千葉県で受けている雑種犬「みか」が9日、松山市拓川町の障害者支援施設「日野学園」を訪問した。
<中略>
みかは来年、先輩犬が活動してい る東日本大震災被災地の仮設住宅への訪問も始める予定で、大木代表は「最初は人間への不信感があったが、訓練を通じてもう一度、人間を好きになってくれて いる。亡くなった他の仲間の代表として、立派な犬に育てたい」と話していた。

どんなに偉くても賢くても犬畜生に「亡くなる」は使わない。「発言小町」の投稿にはよく見かける「我が家の犬が亡くなりました」だが、記事中にも使われるとは…。

記事を書いた記者はもちろん、世界最多部数の新聞の校閲はいったいどんな国語力を持っているのか?

追記:7月11日のパンダの仔が死んだニュースは「死んだ」だったが、写真に写っている上野動物園の看板は「亡くなりました」。情けない。

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