2012年6月15日金曜日

FX

読売新聞のPR欄に
という見出しがある。

この新聞はかなりFXに執心で、マネー・経済欄にも「(PR)FX講座」という記事もどきの宣伝を常時掲載している。

FXとは外国為替証拠金取引のこと。他の全ての相場取引と同じく、我の儲けは彼の損。つまり賭け麻雀と同じく、市場全体の富は変化せず、誰かが儲ければ必ずその分誰か別の人(々)が損をすることで成り立つゼロサム・ゲーム。正確に言えばFX取り扱い業者が必ず手数料を取るので市場の富全体は手数料の分だけ減少するネガティブサム・ゲームだ。企業が収益を上げれば株価が上昇して市場全体の富が増加する株式市場とは本質的に違う。だから株は「投資」だがFXを含めて相場は「投機」だ。もちろん株式市場も短期売買で利ざやを稼ぐ「デイトレード」は投機だ。

まぁ、投資でも投機でも一般的には頭のいい、そして運のいいやつが儲けることに変わりはないが、株とか債権ならあまり目の色変えて相場をリアルタイムで追わなくても長期間持っているだけで資産形成になる可能性が高いが、果たしてFXはそうか?

FXが本質的にギャンブルと同じであることを考えると、読売新聞は
資産形成の第一歩を賭け麻雀から始めませんか?
と宣伝しても同じではないかと思う。

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