2012年7月11日水曜日

ディスク・フル!!

我が家のセントラルサーバが突然

/varのパーティションの空き容量が2GB以下になりました 

と警告を発してきた。

梅の枝葉が邪魔だ!
各パーティションは最大80%の使用を想定しており、/varは200GB確保してあるので、突然残り容量が1%以下になったのは異常だ。「さては何かマルウェアでも侵入したか!?」と一時は色めきたったが、調べてみると、11台あるセキュリティ監視カメラのうち1台が異常に多くの画像ファイルを保存していることが判明。さらに探求すると、ある時期からデータ量が激増している。

我が家は、パナソニックのIPカメラによるセキュリティ監視を数年前に初めて導入して以来、室内・屋外に計11台のカメラを設置してきた。インターネット経由でリアルタイム監視はもとより、全てのカメラの画像を常に過去3か月分保存している。といっても、モーション検出機能を使っているので、撮影中に明らかな動きが検出された画像(640x480 15fps MJPEG)しか保存しない。MJPEG1フレームあたりおよそ24KB、トラフィックの多い場所のカメラでも1日あたりせいぜい数十MB、カメラ1台あたり3ヶ月間の保存データは数GBのはずなのに、裏庭のカメラだけ3ヶ月で150GBもの画像が記録されている。

「これはおかしい!」と思って画像を調べてみると、何と裏庭のカメラの前に植わっている梅の木が育って枝葉がカメラの前で風で靡いていたために常にモーションが検出されていたことがわかった。早速、梅の枝の先端を剪定。右の画像が剪定前と後。

で、切りました
うちで使っているパナソニックのIPカメラは、室内用のBL-C1Aを9台とと完全防水屋外用のBL-C140Aを2台。BL-C140Aは値段が高い(当時$230~)ので雨風が直接当たるところにだけ、一応直射日光と雹などをよけるための簡単な屋根の下に設置してある。軒下の直接雨の当たりにくいカメラには室内と同じBL-C1AをeBayで買った素人の手作り風のタッパウェア利用の簡易防水ケース(アーム付きで$35)に入れて使っているが、これまで3年間故障は起きていない。WiFiも音声機能もないベーシックモデルのBL-C1Aは、eBayやアマゾンで中古などを新品のの半額以下の$40~で買った。BL-C140Aを真似て自作のPoE(Power over Ethernet)で電源用配線を省いている。

パナソニックのIPカメラはかなり機能の充実したウェブサーバを内蔵していて、NTPで校正したタイムスタンプ付きの画像をホストサーバへFTPで自動転送できる。BL-C140AはBL-C1Aよりさらに機能が豊富で、MPEG4の動画もできるが、互換性とファイル処理の簡単さから、全てをMJPEG(画像の1フレームが独立したJPEGファイル)にしている。同じく完全防水で赤外線センサとLEDライトまで付いているBL-161Aは玄関のインターコムのところにつけたらよさそうな感じがするが、うちは玄関からの訪問者はほとんどいないし画像を見るのに手間がかかるので実現していない。

このセキュリティカメラの効能だが、一度何気なくガラージュの前のドライブウェイをリアルタイムで仕事場から見ていたら、郵便屋がアマゾンで買った$300分の配達物を道から丸見えのガラージュドアの真ん前に置いていったのを見つけ、あわてて隣の家の人に電話して配達物を預かってもらったことがあった。

軒下はこれで十分
残念なことに、BL-C1Aはファームウェアのバグのためか数ヶ月に一度程度の頻度でハングアップする。マーフィの法則どおり、最悪のハングアップ(2台同時)は台湾旅行の最中に起きた。この反省から、全てのカメラはセントラルサーバがpingで監視して、一定時間応答がない時はIP Powerというネットワークで操作できる電源スイッチで電源が自動的に再投入されるようにしてある。

さらに、11台のカメラをインターネット経由で外からリアルタイムで見られるように、メインサーバ上にプロクシを構築してツリー上のURLでアクセスできるようにしたり、録画した画像ファイルのウェブ上の動画ビューアも開発したが、それらの紹介は別のところで…。

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