写真は昨日マウンテンビューにふらりと行った時、古本屋の前で見つけた「2012年のカレンダー40%引き」の宣伝。もう2012年も半分以上過ぎたんだから、もっと値引きしないと売れないと思うが…。
日本では蒸し暑い季節の真っ最中と思うが、ここサウスベイエリアは今年はあまり暑くない。もともと夏の湿度はそれほど高くない地域で、気温が高くても乾いた暑さのことが多く、30年近く前、当地に来たばかりのときにエアコンのない車でサンフランシスコから午後のフリーウェイを運転して帰ってきたときに鼻の中が乾いてしかたなかった記憶がある。その後身体のほうが慣れてきたらしく、極端な乾燥は体験していない。ところが、今年は冬はレイクタホに雪がほとんど降らず、一回もスキーに行かないという椿事の年で、「さては地球温暖化か」と思ったが、夏になっても一向に暑さを感じない。温暖化というより太陽黒点の異常による異常気象なのかもしれない。
例年ならかなり蒸し暑い日もある。 7~8月期に2週間程度、そして9月に「インディアンサマー」と呼ばれるらしい1週間程度のかなり暑い日が続く。数年前の7月には、あまりの暑さに耐え切れずレイクタホに即決一泊避暑旅行に行ったこともある。
それ以外の日でも夏は夏なのでやはり暑いが、日本のような「うだる」ことはないので、我が家にはエアコンはない。近所の家では結構備えているところがあるようだが、エアコンなしも決して珍らしいことではない。こちらのエアコンは、日本のような各部屋のセパレート型の壁掛けはなく、セントラルエアコンかまたは窓にはめ込むタイプが主流。セントラルエアコンは室内機と室外機の置き場所を確保するのが大変で金もかかるし、窓型はうるさくエネルギー効率もよくない。まぁ、何とかしのげる暑さなので…。
我が家は斜面に建っている「スプリット」と呼ばれる構造で、2階建ての建物二つを傾斜に合わせて上下に少しずらしてくっつけた感じ。だから床のレベルは5段階、玄関と踊り場を入れると7レベルもある。だから、残念ながらルンバは使えない。下の階は昼でも明らかに戸外より涼しいし、夜は時には肌寒いこともあるが、上階はかなり暑い。原因はいくつかあると思う。
- 対流で熱い空気が昇る
- 日射で屋根・屋根裏が熱せられる
- 2階のサーバ3台やPCなど(計200Wぐらい)
ゲーベルファンのバッフル板 CADで画いてみた |
確かに効果はある。エアコンのように直接的な冷風を感じるわけではないが、いわゆる「熱帯夜」の蒸し暑い上階もかなり過ごしやすくなった。消費電力は、両方のファンが動作していても300W以下だからエアコンに比べるとかなり小さい。エアコンと併用してもエアコンの消費電力をかなり抑えることができ、総合的に節約になることは間違いないと思う。
欠点らしい欠点と言えば、ゲーベルファンの動作音がかなり大きいこと。室内ではそれほどでもないが、裏庭に出るとヘリコプタの爆音のようなファンノイズ(もちろん本物のヘリコプタよりずっと小さい)が聞こえる。早く娘の部屋にもバスルームファンをつけてやりたいのだが、残念ながら140CFMの製品が品切れ状態になっている。
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