2012年7月19日木曜日

飛んで火にいる…

前にも書いたが、サウスベイエリアの今年の夏は暑くない。朝などは肌寒く感じることもあり、往来を歩く人はジャンパーとかカーディガンをはおっている(もちろん半そでのTシャツもたくさんいる)。

日が落ちて(今の時期は日没は8:20頃)暗くなるとすっかり寒くなるが、それでも屋外の蛍光常夜灯には小さな蛾などの虫が集まってくる。 裏庭を大改装してできたアーバー(日本語では何と言うのか、6x2を一定間隔で頭上に並べた日よけ)の一端に、日本で殺虫灯というのか何だか知らないが、電気式の殺虫器をぶら下げた。紫外線を多めに出す蛍光管の周りを高圧電気の網で囲って、紫外線に惹かれて飛んできた虫が高圧電線の電撃で感電死するというアレ。

実はこれで虫が死ぬところを見ているのが大好きだ。えげつないと分かっていても止められない。毎夜10~20分傍らで見ている。夜は気温があまり高くない所為かそれとももう虫は取り尽くしてしまったのか、わんわんと虫が集るわけではない。10分間何も飛んでこないこともあるし、立て続けに捕まるのを見ることもある。赤い放電アークが「ぶず~ずずっっ」と飛び、小さな虫は即座に落っこちるが、運の悪いやつは10秒ぐらい引っかかっていて煙まで上げる。ただし炎を上げているのは見たことがない。

驚くのは、そうやって数秒以上電撃を食らっていても、まだ羽をよろよろ動かしている虫がいることだ。どちらかというと小いさめの蛾に多い。まだ動いていても、致命的な重症を負っているので再び飛び立つことはないようだが。

さて感電して下(地面)に落ちた虫や、グリッドに引っかかったままの虫はどうなるか?蟻がちゃんと後始末をしてくれる。普段家の中に出て目の敵にされている蟻だが、こういうときは生物界の循環サイクルに感謝する。

うちで使っているのは1/2エーカー用と謳っているもの。我が家の裏庭は1/6エーカー程度だから十分。

これは2代目。初代のものは2シーズンで壊れてしまった。蛍光管が黒ずんで光らなくなり、濡らした木の葉のかけらをつけても放電しなくなった。確か雨の日もそのまま夜は点灯させていたから仕方ないか。

殺虫灯
奥は感光スイッチとその下の防滴差込口


蚊を呼び寄せるためのフェロモンだか何だかが入ったパッケージが付いてきて、シールをはがして装着するようになっている。我が家では蚊は見かけないが、死蔵しておいて乾いてしまって使えなくなるのも悔しいので装着している。この蚊の呼び寄せパッケージのサプライは値段が高い。6個入りで$34もする。内容物には素手では触れないように注意書きが書いてある。

惜いのは本体に感光スイッチが付いていないこと。GFCI付きの防滴カバーの付いた差込口と外付け感光スイッチをつけて使っているが、余計な手間と出費だ。コードが非常に短いのもよくない。せめてあと3インチ長ければもう少し楽にぶら下げられたのだが…。

常時15Wの電力消費は、多くはないが少なくもない。年間100日間毎日8時間点灯するとして12kWh。うちは電気の消費量がやたら多いので累進電気料金は1kWhあたり40セントにもなる。ということは、年間$5程度。ま、いいか。

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